忙しい週末が終わった
充実感と達成感と共に
そして悲しみが蘇ってくる
いつか熱を失う悲しみ
時間と共に昇華していく悲しみだけど今は辛い
気づかないうちに心身ともにやられたみたいだ
今日は立ちくらみと虚無感がひどい
本当はもうずっと悲しかった
調子が少しおかしいかもしれないと動物病院に連れて行った日
初めは異常なし
その次に診せた時は心臓に異常があるかもしれない
そして精密検査後に心臓に何か腫瘍のようなものがあると言われた時
手術はできない、薬で様子を見ると言われた時
後ろ向きなことは言いたくなくて
絶望しないように
治る治るきっと大丈夫だと
根拠なんかない、でも後ろ向きになったら希望は無くなるから怖かった
強がりなのか前向きなのか
ペットに悲しんでると思われたくなくて
検査結果を聞かされた時も涙が出そうになったけど堪えてきっと良くなるから大丈夫だよと笑った
不治だと聞かされた以上絶対治してあげると言えないけれど、
少しでもいい方向になるよう、そして少しの奇跡を信じて
せめて余生は楽しく過ごしてほしくて明るく振る舞った
愛猫の時もそうだった
そこに後悔はしていないけど
いずれ現実に直面した時に、押し込めていた気持ちはやっぱりこうやって時間差で溢れてくる
出張から帰った今何もしたくない
仕方ない
私は疲れたんだ
カレンダーも変えられない
もういないのにお部屋も片付けてあげられない
でもやっと泣けた
いつかは冷めるこみあげる悲しい熱
何ヶ月後かに、この記事を読んでしんみりはしても
今ほどの悲しみは引きずってはいないだろう
ただ、今はあまりにも記憶が生々しく残ってる
そして急すぎた
逝ってから火葬までが
仕事のスケジュール上どうしようもなかった
別れが来るのは覚悟していたが辛い
でもいつかまた新たな命を求めることもわかっている
幸せにしたいと思ってしまうんだろうエゴだとしても
最後9日間そばにいれてよかった
存分にお世話させてくれてありがとう
最後に一緒にいられたあの時間は私たちの物語の終わりの救いだ